はじめに
私もそうだったのですが、長期留学される方の多くはエージェントから現地での銀行口座を開くよう言われるかと思います。 または、留学先に着いてからやることリストの中に現地銀行口座開設という文字を見ることが多いかと思います。
しかし、日本で銀行口座とクレジットカードを持っている方は、正直現地口座無くても生きていけるのではと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は自分の経験を踏まえつつ、現地で銀行口座を開く理由を3つにまとめました。先進国に留学される方も、新興国、発展途上国に留学される方も3つのどれかには、当てはまるかと思います。
ざっくりとした結論
ざっくり結論から申しますと、その3つとは、以下の通りです。
- ムダなお金を節約できる。
- リスクヘッジできる。
- 現地のアプリやwebサービスで何か支払いをするときに便利。
では1つずつ詳しく説明します。
1. ムダなお金を節約できる
これはキャッシュレスがめちゃめちゃ進んでいる国以外すべてに当てはまります。
現地で生活する場合のお金の払い方は、大きく2つに分けられます。現金で払うか、現金を使わず払うかの2択です。
2018年現在多くの国では、現金0で生きていくのは難しいです。 実際、現在マレーシアでは屋台などは現金払いがほとんどですし、現金を使わないといけない場面が多々あります。
そして留学生が現金を手に入れられる方法は3つ。
- クレジットカードのキャッシング機能を使って現地のATMで現金を引き出す。あるいはデビットカードを使って現地のATMで現金を引き出す。手数料はかかる。
- 日本の銀行口座から留学先の銀行口座に国際送金(手数料かかる)をし、現地のカードを使って引き出す(手数料無料)。
- 日本から大量の現金を持っていき、現地通貨に両替して暮らす。
まず「3」は為替レートが良くないことと、リスクが高い(紛失したら終わり)という理由からオススメしません。
1, 2がメインの方法になります。
1の方法は毎回ATMで引き出す度に手数料が数%かかることがほとんどです。
2の場合は、通常銀行窓口で国際送金手続きをすると、数千円から1万円以上かかります。
しかし、国際送金ののサービスやアプリなどを使うと格段に手数料を安くできます。数百円ほどで送金できる場合もあります。 2018年時点での私のおススメ送金サービスはTransferwiseです。
Transferwiseは送金先のマッチングを行っているサービスなので、実際には国をまたいで送金していません。なので、手数料を格段に下げることができるのです!最大銀行窓口に比べて8分の1安くなります!
大体1か月の生活費を思い浮かべてみてください。5万円としましょう。
5万円を引き出すとき、あなたの持っているクレジット・デビットだと手数料が何円かかるのか、レートはどのぐらいか。そして送金サービスを使うと手数料とレートはどのぐらいか。
それを比べてみてください!
もし後者の方が得になるなら、現地口座を作り、日本の口座から留学先の現地口座に充分な額をTransferwiseを使ってお得に送金し、現地のキャッシュカードを使って毎回手数料無料で下ろすのが良いかと思います!
2. リスクヘッジできる
リスクとは言っても、実際にどんなリスクがあるのか?
留学先では予想もしない事態が起きる可能性が充分考えられます。
あなたのクレジットカードの情報が不正サイトから盗まれてしまうかもしれません。または、地元のお店などでクレジットカードを使った際にクレジット情報を盗まれてしまう可能性だってあります。
私の場合、留学開始後3カ月目に日本から持ってきた3枚のクレジットカードがすべて不正利用の被害に遭いました。。すべて使用停止にしました。パソコンを盗まれたことが大きな原因でもあるのですが。
ここで考えてみてください。
これまでクレジットやデビットカードで現金を引き出して生活していた人が、カードを不正利用されてカードの使用を停止した場合、新しいカードが留学先にいるあなたの元に届くまで最低2週間程度はかかるはずです。
カード会社に申請している住所(実家など)に届くまで1週間。そこから家族に郵送してもらって1週間の計2週間程度です。
その間どのように現金を確保するでしょうか??方法は大きく2つです。
- 日本の口座からTransferwiseで現地口座にお金を送金、その後ATMでお金を引き出す。(3日程度で送金完了します。)
- 友達に借りる。(この方法も良いですが、なかなかお金を借りるって難しいし、できれば避けたいところです。)
つまり日本から持ってきたカードが使えなくなるという緊急事態に備えて、1の方法をとれるようにしておかなければなりません!だから、現地口座が必要なのです。これが2つ目の理由、リスクヘッジです!
3. 現地のアプリやwebサービスで何か支払いをするときに便利。
たとえば、あなたが留学先で携帯会社と契約し、支払いを毎月インターネット上でカード支払いすると決めたとします。
その時、支払うカードの情報を入力しなければなりません。
たいていの場合、カード番号やセキュリティーコード、有効期限だけなのですが、どこの銀行のカードなのかという情報も入力しなければならない場合があります。 その場合、現地の銀行だと選択するだけなので簡単です。
日本の銀行を入力する場合、その他を選んで入力しなければならないので少しめんどくさいです。その上、自分が入力した銀行がない場合があります。
僕の場合、現地のSimカードを購入し毎月支払いをしているのですが、三菱UFJのカードがなぜか上手く使えませんでした。
そのような場合、現地の口座からの引き落としなどを選ぶとスムーズに物事が運びます。
これが3つめの理由、「現地のアプリやwebサービスで何か支払いをするときに便利」です。
とにかく現地で快適に過ごそうと思ったら、現地のサービスを使いこなし現地人と同じように生活をするのが一番良いのかなと思います。
以上。留学先で銀行口座を開くべき理由3つです。
まとめ
- ムダなお金を節約できる。
- リスクヘッジできる。
- 現地のアプリやwebサービスで何か支払いをするときに便利。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
この記事がみなさんの留学生活をより快適にするものになることを願っています。